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2021.4.7
こんにちは。札幌の就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」です。
就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」は、将来の就職に向けて、13〜18歳(中高生)の世代が必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。
私は大学時代、心理学を専攻していたのですが、その中でも行動科学のゼミに属していたことがありました。
そのときの教授から、今でも忘れられない衝撃的な話を伺いました。
1964年、深夜のニューヨークで起こった殺人事件。
仕事終わりの女性がナイフで殺害されたという事件。
その事件そのものよりも大きな問題となったのが、その事件を目撃していた人が38人もいたのに、誰一人警察に通報しなかったという事実でした。
女性が最初に襲われてから殺害されるまでに30分以上の時間があり、即座に通報すれば助かった可能性が高かったのです。
「えっ…」と思いますよね。
20歳の私は、思ったんですよ、「誰も助けないなんて、そんなことある!?」って。
この事件を、心理学的に考察してみましょう。
これには『責任の拡散』という心理が潜んでいます。
最初は「助けよう!」と思っても、「どうしたらいいんだろう…」と悩んでいるうちに時間が経過し、その中で「自分以外の人が助けるかもしれない」「誰かがもう助けを呼んだかもしれない」など考えてしまって、行動に移せないことで起こります。
ショッピングセンターなどで片方の手袋とかハンカチとか落ちていても、そのままになっているの、見たことありませんか?
サービスカウンターに届けられずに、ぽつん、と落ちているそれらを、「あらまぁ…」「見て、片方だけ落ちてる」なんて話ながら通り過ぎる人たち。
それも、『責任の拡散』です。
「誰かがどうにかするだろう」「私のやることじゃない」とスルーしてしまいがちです。
(それが良いとか悪い、とかではないですよ。そういう心理が働くのです)
トランジットジュニアのクレドにも記してありますが、気付いたらすぐに行動が、この心理の対処法です。
すぐに行動するのって、最初は難しいんですよね。
ただ、意識して行動してみると、いつの間にか当たり前に出来るようになっていきます。
新年度を迎え、迷ったり考えたり悩んだりすることが増えると思います。
そんなとき、ちょっとだけ。
そういえば、なんか心理学であるらしいな、なんて思ったりして。
考える時間を短くして、行動に移してみてください。
現在、札幌の就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」では、将来の就職に向けて学びたい中高生の方やその保護者のみなさま、学校やクリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。 障害者手帳や療育手帳をお持ちでない方も、医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽にお問い合わせください。
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