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2023.2.15
こんにちは。札幌の就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」です。
就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」は、将来の就職に向けて、13〜18歳(中高生)の世代が必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。
毎週水曜日は、
トランジットジュニアで実践している療育についてお話します。
今回は、
「スケジュール管理」について!
学校と職場で大きく異なることのひとつに「自分でスケジュール管理する」ことが挙げられます。
多くの学校は、時間割があり、
時間になるとチャイムが鳴ったり、クラスメイトが動き出したりして、「始まり」と「終わり」や、「次になにをすればいいか」が、わかりやすいです。
学生のうちに集団活動を身に着けたり、勉学に励んだりするためには、合理的で必要なシステムだと思います。
一方で、就職して働き始めると、「出勤時間」「お昼休憩の時間」「退勤時間」など大枠での時間はありますが、細かな時間割はありません。
大枠の時間帯の中で、自分に与えられた業務を、自分で組み立てて進めていくことが多いです。
学校を卒業して働き始めると、
「自分で考えて行動してって言われる」
「待ってたって仕事は来ないって怒られた」
「学校で習ってないのに」
と、壁にぶち当たることがあります。
働いていて業務を覚えるだけでも大変なのに、そんなルールも覚えなきゃいけないなんて。
いっぱいいっぱいになってしまいますよね。
トランジットジュニアでは、「通所時間」「帰宅時間」の大枠は決めてもらい、「どんなペースでカリキュラムを進めるか」、「いつ小休憩するか」など、
自分でスケジューリングしてもらっています。
これは、就労準備型の放課後等デイサービスとして、
時間を見ながら、逆算して行動できるようになってほしいからです。
これが、簡単なようで、すごく難しいんですよ。
逆算するには、まずそれぞれの行動の時間がどれくらいかかるのか、知ってなきゃいけない。
イレギュラーなことがあるかもしれない意識も必要。
そもそも、時間の感覚がないと、スケジュールを考えることも一苦労。
うん。みんなよく管理出来てるよ。
環境になれてくると、
「毎回この作業が必要なんだな」
「毎回やる作業は、だいたい5分くらいだな」
「混んでるときは、ちょっと遅れることもあるんだな」
など、取り組むことのイメージがついていきます。
「帰る前にこれがあるから、10分前に終われば余裕か。遅くても7分だな」
「18時にこれが出来るから、その前にご飯買いに行って食べておこう」
「友達と一緒に進めたいから、友達が来る17時まで自分が集中したいこと進めておこう」
と、スケジュールを組み立てていけるようになります。
スタッフは、
通い始めたら学生と一緒に一日の流れを確認し、スケジュールを一緒に組み、スケジュール通りに進めているか、オーバーしていないか、見守りながらサポートしていきます。
最初のうちは、自分で時計を見て進める習慣がないので(当たり前)、時間が過ぎてしまったり、時間を持て余してしまったりしている子が多いですが、
徐々に習慣化し、自分で時計を見て、「あ、そろそろ帰る準備しよ」と行動できるようになっていきます。
なかには、アラームをセットしておく自己対処が出来ている子や、友達に教えてもらっている周囲からサポートしてもらい上手な子もいます。
多くのお子さんは、
時間の管理やスケジュール管理が「出来ない」のではなく、「やる機会がないから、やれない」のだと、サポートしていて感じます。
そんな練習できるところ、日常でないですもんね。
トランジットジュニアに通い、
中学生、高校生のうちから、
自分で時間を見て、スケジュールを組んで動く練習、していきませんか?
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