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「自分」でいられる場所があること
就労準備型放課後等デイサービス　トランジットジュニア

2025.7.2

ジュニア

スタッフの声

こんにちは。札幌の就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」です。
就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」は、将来の就職に向けて、13〜18歳（中高生）の世代が必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。

生きていくうえで、人との関わりは避けられません。
でも、発達障害の特性によって「人と話すのが苦手」「感情のコントロールが難しい」などの悩みがあると、「将来、本当に社会でやっていけるのかな……」と不安になることもあると思います。
それは、当事者だけでなくご家族にとっても同じではないでしょうか。

人との関わりが苦手だと、どうしても関係性が限定的になりがちです。
学校に行っていないと、なおさら。
新しい人と出会ったり、自分と違う価値観に触れたりする機会が少なくなってしまい、「自分ってどんな人なんだろう」と見つめ直すきっかけも少なくなってしまいます。

学校という場所は、学習だけでなく“社会とのつながり”を学ぶ場でもあります。
ときには思い通りにならないことがあったり、衝突があったりしながら、集団の中での過ごし方を経験していく場所です。
けれど、不登校やひきこもりなどによって学校に通えない子にとって、それを学ぶ場はなかなか得られません。

そんなときこそ大切なのが、「サードプレイス」の存在です。

サードプレイスとは、家庭でも学校（あるいは職場）でもない、第3の居場所。
家と学校の往復だけで過ごしていると息が詰まってしまうこともありますし、そもそも家から出ること自体が少ない子もいます。
その中で、自分らしくいられて、役割や責任から解放されてホッとできる空間は、心のバランスを保つためにとても大切です。
不登校の生徒が増えていっている中、サードプレイスの需要は高まりつつあり、オンラインのサードプレイスや、家族も参加できるなど、支援の幅も広がっていっています。

放課後等デイサービスは、その「サードプレイス」としての役割を果たす場所のひとつです。
とくにトランジットジュニアでは、「好き」がきっかけで人とつながる場面が多く見られます。
「ゲームの話なら自分から話せる！」「イラストを見てほしい」
そんなふうに、自分の好きなものを通じて自然と関わりが生まれていくのです。

それは、無理にコミュニケーションを強いるのではなく、「関わりたい」と思える関係性を育てていくプロセス。
人間関係の第一歩は、そんな小さな気持ちの積み重ねから始まるのだと思います。

「学校は行かないけど、トランジットジュニアは休まずに行ける！」
そんな声が聞かれるのも、ここでは「好き」が大事にされ、認められるからこそ。
そして、「自分の好き」が受け入れられる体験を重ねることで、少しずつ「相手の好き」や「他の価値観」にも目を向けられるようになっていきます。

また、トランジットジュニアでは将来の就職を見据えて、自分の「好き」を将来にどうつなげていくか、という視点も大切にしています。
ただ楽しく過ごすだけではなく、やがて“働く自分”につながるヒントもここで見つかるかもしれません。

放課後等デイサービスの活動について、「遊んでいるだけでは？」「家でもできるのでは？」と思う方もいるかもしれません。
けれど、「家庭でも学校でもない第3の居場所＝サードプレイス」としての役割を考えてみると、その価値が少し違って見えてくるのではないでしょうか。

安心できる場所で、自分らしくいられる時間。
その中で育っていく関わりの力こそが、未来の“社会とのつながり”の土台になっていきます。

お気軽にお問い合わせください

現在、札幌の就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」では、将来の就職に向けて学びたい中高生の方やその保護者のみなさま、学校やクリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。 障害者手帳や療育手帳をお持ちでない方も、医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽にお問い合わせください。