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こんにちは。札幌の就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」です。
就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」は、将来の就職に向けて、13〜18歳(中高生)の世代が必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。
「自分の気持ちを言葉にすること」は、簡単なようで実はとても難しい。
言葉にして表してみても、「なんだか違う。こう言いたいわけじゃない」ってなった経験のある人もいるのではないでしょうか?
たとえば「なんとなくイライラする」「急に涙が出てきた」「何がいやなのかは説明できないけど不安」など、感情は日々変化していくものですが、それをうまく言葉で表現するのは容易ではありません。特にASDの特性がある場合、感覚の過敏さや思考の特性が重なって、感情が複雑に絡まりあい、本人でさえも「自分の気持ちがよくわからない」と感じてしまうことがあります。
そんな時、「気持ちに名前をつける」練習を少しずつ積み重ねていくことで、自分の感情を客観的に見つめられるようになります。「これは“怒り”なんだ」「“さみしい”と感じていたんだ」と自分の気持ちにラベルを貼ることで、漠然とした不安から解放され、安心感を得られることも多いです。
感情を言葉にできるようになると、困っていることを周囲に伝える力にもつながり、誤解やトラブルを減らすことができます。たとえば、「かんしゃく」や「黙り込む」といった行動で感情を表していた子が、「悲しかった」「がんばったけど悔しかった」と言えるようになれば、周囲も適切に対応できるようになります。
視覚的に気持ちを表せる「感情カード」や「カラーチャート」、イラストを使った「表情スケール」などを用いたり、ゆいりてらすさんの「気持ちのナビ帳」などを使ってみることもオススメです。
トランジットジュニアでも、こうした視覚支援や、日々のやりとりの中で感情を言葉にしていく場面を丁寧に取り入れています。
たとえば、トランジットジュニアオリジナルの日誌「あしあと+」では、「今日の体調は?」と表情のイラストで確認したり、その日の出来事と気持ちを書いてもらったり。
言葉でうまく言えなくても、絵を描いたり、スタッフにポツリと伝えたりする経験を重ねていく中で、「伝わった」という実感が生まれ、自己肯定感が育っていきます。
また、感情を理解できるようになることで、他者の気持ちにも気づけるようになります。「自分がこういう時にモヤモヤするから、あの子もそうなのかもしれない」と、思いやりの気持ちが芽生えることもあります。これは対人関係を築く上で、とても大きな力になります。
さらに、自己理解が深まることで、「自分はこういう時に落ち込みやすい」「疲れるとイライラしやすい」というように、自分の傾向をつかめるようになり、日常生活や就労におけるセルフマネジメントにもつながっていきます。
感情の言語化は、一朝一夕では身につきません。ですが、「今はこう感じているのかも」と気づき、少しずつ表現していけるようになることは、子どもたちが安心して自分らしく生きていくための大きな一歩です。
自分の気持ちに向き合い、言葉で表現できるようになる力を、トランジットジュニアで一緒に学んでいきましょう。
現在、札幌の就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」では、将来の就職に向けて学びたい中高生の方やその保護者のみなさま、学校やクリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。 障害者手帳や療育手帳をお持ちでない方も、医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽にお問い合わせください。
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