News
ニュース
こんにちは。札幌の就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」です。
就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」は、将来の就職に向けて、13〜18歳(中高生)の世代が必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。
毎週水曜日はトランジットジュニアで実践している療育についてお伝えします。
今回は
相手の立場で考える
について!
何気なく言った一言で相手を傷つけてしまったり、自分の意見ばかり話してしまったりといった経験がある人も多いのではないでしょうか?
上にあげたようなことが何度も続く場合、相手は「嫌われているのかも?」「この人と話しているとなんか違和感がある……」と感じてしまうかもしれません。
発達に凸凹のある人の中には「相手がどう思うのか想像するのが難しい」と感じている方もいます。これには、いくつかの特性が関係しています。
ASDの人は、自分の考えを優先的に処理するため、相手の気持ちに気づきにくいことがあります。言葉だけでなく、表情や声のトーンから感情を読み取るのが苦手な場合もあり、「なぜ怒っているのかわからない」「傷つけてしまったことに気づかなかった」といったことが起こりやすいです。
一方、ADHDの人は、思ったことをすぐに口に出してしまう、相手の話を最後まで聞くのが難しいといったことがあります。悪気はなくても、相手の話を遮ったり、空気を読まずに発言してしまったりすることがあり、「相手の気持ちを考えない人」と思われてしまうことも。
でも、相手の立場で考える力は、意識することで少しずつ身につけることができます。
相手の気持ちを考える力が身についてくると、人間関係がスムーズになり、周囲とのトラブルが減ります。学校や職場でのチーム作業では、相手の立場を意識することで、お互いに協力しやすくなります。また、相手の気持ちを理解できるようになると、会話のキャッチボールがしやすくなり、友達とのやりとりももっと楽しくなるかもしれません。
まず、今は話してもいいタイミングかどうか、相手の行動や表情・態度をよく観察してみることが大切です。楽しく話している途中で、相手が困った顔をしていると思ったら、実はトイレに行きたくて我慢していた、なんてことも。
「今は他の人と話しているからやめておこう」「実習で疲れているみたいだし、今日はこれぐらいで、また明日話そう」と、相手が今どういう状況なのかを考えてみてから話しかけることで、自分も相手も楽しくコミュニケーションが出来ます。
会話の中で「相手に質問をする」ことを意識すると、コミュニケーションがスムーズになります。たとえば、自分の話ばかりしてしまうのではなく、「○○さんはどう思う?」と聞いてみると、相手も話しやすくなり、お互いの気持ちを知ることができます。その際に、相手の表情や声のトーンもしっかりと確認することで、より円滑なコミュニケーションに繋がります。
また、「もし自分が同じことを言われたらどう思うか?」を考える習慣をつけることも大事です。「こういう言い方のほうがいいかも?」「これって言わなくてもいいかも」と考え直すことができると、自然と相手の気持ちに寄り添うことができます。スタッフが間に入り「○○ってことかな?」とよりポジティブに言い換えることで、ミスコミュニケーションを防ぎながら、より円滑な伝え方を知ってもらっています。
トランジットジュニアでは、日常のコミュニケーションの中で「相手の気持ちを考える」機会を増やし、スムーズにやり取りできるようになるためのサポートを行っています。「こんなことを言ったら、相手はどう思うかな?」そんな小さな気づきを大切にしながら、人との関わり方を少しずつ広げていきましょう!
現在、札幌の就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」では、将来の就職に向けて学びたい中高生の方やその保護者のみなさま、学校やクリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。 障害者手帳や療育手帳をお持ちでない方も、医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽にお問い合わせください。
〒001-0039
北海道札幌市北区北39条西5丁目1-1
TEL:011-299-2026
FAX:011-299-2026
E-mail:info[at]transit-jr.net
※[at]を@に書き換えてください
Contact
お問い合わせ
障害者手帳や療育手帳をお持ちでない方も、医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせで頂いた個人情報の取り扱いにつきましては、こちらをご覧ください。