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こんにちは。札幌の就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」です。
就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」は、将来の就職に向けて、13〜18歳(中高生)の世代が必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。
毎週水曜日は、トランジットジュニアで実践している療育についてお伝えします。
今回は、
適切な距離感
について。
発達障害を抱える人にとって、人との距離感を掴むのは少し難しいと感じることがあります。
せっかく「仲良くなりたい!」と思っても、適切な距離感を掴めず、相手との距離が近すぎたり、逆に遠すぎたりして、関係形成がうまくいかないこともあります。
これには”パーソナルスペース”の概念が密接に絡んでいます。
パーソナルスペースとは、心理的に「これ以上近づかないでほしい」と感じる空間のことです。
人それぞれパーソナルスペースは変わってきますが、基本的には以下の距離が目安と言われています。
・親密距離(0~45cm): 家族や仲の良い友達向け
・個人距離(45~120cm): 友人や同僚との会話に適切
・社会距離(120~350cm): 先生や上司などフォーマルな関係
45㎝はちょうど腕を伸ばしたぐらいの距離。前ならえをしたぐらいの距離感になります。
それ以上近い距離になると「近づきすぎ!」と嫌がられてしまうかもしれません。
どうしても近づかなければいけない時には先に「失礼します」と一声かけるなどの気遣いも大切です。
人との距離感は、物理的な距離感だけでなく、「会話」にもあります。
親しい間柄ならOKなことも、初対面の人やフォーマルな関係の人が相手だとNGなものがあります。
相手が話したくないことを無理に聞き出そうとしていないか、
自分の意見を言う前にまずは相手の気持ちを考えているか、
自分の話ばかりになっていないか、話は長すぎないか、
などなど、相手のことを思いやった距離感を身につけていくことが大切です。
特にSNSなどのメッセージでは相手の顔が見えない分、言葉選びや頻度が重要です。
「友達にLINEを送ったけど、全然返信が返ってこない!」
そんなときには、短時間に何度も送るのは控え、相手が返しやすい時間帯に送ったり、
「忙しいと思うけど、時間があるときに教えてね!」といった一言を添えるだけで、印象がぐっと良くなります。
距離感を掴むスキルは、一人で練習するのが難しいこともあります。
トランジットジュニアでは、コミュニケーションチェックシートやスタッフからのフィードバックを活用して、普段のやり取りを振り返ってみたり、
情報モラルを学べる教材を使用しSNSのやり取りのコツを学ぶことが出来ます。
トランジットジュニアの公式LINEでは、遅刻や欠席の連絡などを通じて、フォーマルなメッセージのやり取りを身につけていくことが出来ます。
人との距離感を掴むのは最初は難しいですが、少しずつ意識して練習することで身につけられます。
適切な距離感が身に付いていると、商談や営業でも、リラックスした雰囲気をつくりたいか、それとも緊張感を持たせたいか、その場の雰囲気を支配出来ちゃいます!
見学や体験も随時受付中ですので、興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
一緒に楽しみながら成長していきましょう!
現在、札幌の就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」では、将来の就職に向けて学びたい中高生の方やその保護者のみなさま、学校やクリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。 障害者手帳や療育手帳をお持ちでない方も、医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽にお問い合わせください。
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