片付け面倒くさいな。あとでまとめてやろう……
就労準備型放課後等デイサービス　トランジットジュニア

こんにちは。札幌の就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」です。
就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」は、将来の就職に向けて、13〜18歳（中高生）の世代が必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。

毎週水曜日は、トランジットジュニアで実践している療育についてお伝えします。
今回は、

片付け・整理整頓

について。

「自分ADHDで、片付けが苦手なんです」
といった相談をよくお受けします。
実際、片付けや整理整頓に時間がかかってしまい、日常生活に困りごとを抱えている方はたくさんいらっしゃいます。

こういった困りごとには、見通しや優先順位を立てて行動することが苦手だったり、ワーキングメモリが小さくどこまでやったかわからなくなってしまったり、他のことが気になって作業を途中で辞めてしまったりする、といった特性が絡んでいます。

これらは、モノが多すぎることや、一度に全部やろうとするからこそ起きる問題でもあります。
「片付け面倒くさいな。あとでまとめてやろう」と思っているうちに……
洗濯物が溜まり、着る服が無くなり、新しく購入しどんどん溜まっていく悪循環。
ゴミを捨てる時間が無く、ゴミ袋が部屋中に散乱し、衛生面が悪くなる。
そんなの、いやですよね！

対処法として、
・学校から帰ってきたらすぐに制服をハンガーにかける
・脱いだものを脱ぎっぱなしにせずすぐに洗濯籠に入れる
・使ったティッシュはすぐゴミ箱に入れる
・同じものや新しく買った時には、古いものを捨てるなど、捨てる期間を決める
・床に物を置かない、使った物はすぐに元の場所に戻す
などなど、日常生活の中で常に綺麗にしておく意識をすることで、ある程度綺麗な状態を保つことが出来ます。

片付けが出来ないことで困るのは自分だけではありません。

自分の机があるけど、となりの人の机にまで持ち物がはみ出してしまっている。
会社の備品を借りたあと、元の場所に片付けられず、机の上に溜まっていく。
衛生環境が悪かったり洗濯物が間に合わなかったりで、服から悪臭がする。
なんてことがあると、他の人の迷惑にもなります。

トランジットジュニアでは、パソコンやタブレット、ヘッドフォンや荷物を入れる籠などを学生にお貸ししていますが、それらのものを返す時には、綺麗に拭いたり元々あった場所に返してもらうよう、徹底してお願いしています。
食事の前後には机の上を消毒する、洗面台の周りが濡れている時には拭く、もし自分では対処できないことはすぐにスタッフを呼ぶ。
細かいことですが、椅子を出しっぱなしにしない、電気をつけっぱなしにしない、扉を開けたままにしない、という些細なことでも一つ一つをすぐにおこなうことを意識してもらい、「『めんどくさいからあとでやろう』はナシ！」と伝えています。
トランジットジュニアで過ごす中で、綺麗にしておく意識を身につけていってもらっています。

お気軽にお問い合わせください

現在、札幌の就労準備型放課後等デイサービス「トランジットジュニア」では、将来の就職に向けて学びたい中高生の方やその保護者のみなさま、学校やクリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。 障害者手帳や療育手帳をお持ちでない方も、医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽にお問い合わせください。

就労準備型放課後等デイサービス トランジットジュニア

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